【2026年度 秋学期 講座案内】 近年、歴史学の各分野で、歴史研究・歴史叙述を専門家の独占から解放し、一般社会のひとびととともに考えてゆくパブリック・ヒストリーが盛んになっています。そこでは、史料を読解し過去の事実を云々するだけでなく、わたしたちが直面しているさまざまな社会課題について、歴史的な知見を援用し解決する方法が模索されています。例えば、災害史の知識は、防災・減災のリスク管理に役立ってくれるのか。伝統や文化財の保全と環境の改変・開発とは、どのように折り合いをつけてゆくべきなのか…。 しかし、それらをめぐる合意形成の現場では、さまざまな難問も横たわっていて容易な解決を許しません。本講座では、担当教員が関わってきたフィールドの諸問題を事例に掲げ、歴史学の応用のあり方について考えます。なお今年度は、「自校史」や大学アーカイブズを意識したトピックを扱う予定です。
※本講座は全4回のオンライン講座として実施しますが、希望者を対象に、四谷近隣を巡る、エクスカーション(地域の歴史、文化、自然などを専門家の解説付きで体験・視察する体験型見学会)を12月19日(土)に行います。上智大学の歴史に関心のある方、思い入れのある卒業生の方もご参加ください。
■エクスカーション:12/19(土)10:00〜12:00 四ツ谷キャンパス集合 対面型で実施 ※雨天中止
〈講座関連キーワード〉 @パブリック・ヒストリー A大学アーカイブズ B文化財の保全と活用 C合意形成 D学問と社会・公共性
〈講座をおすすめしたい方〉 @歴史学の社会貢献について学びたい方 Aフィールドワークに興味がある方 B大学の歴史、自校史に関心がある方
〈受講することで学べること・得られること〉 @現代歴史学の社会的実践について知ることができる A(大学)アーカイブズの役割について知ることができる B地域の歴史の魅力、歴史に対する責任について理解できる
〈参考図書〉 宮内泰介・三上直之編, 2023, 『複雑な問題をどう解決すればよいのか:環境社会学の実践(シリーズ環境社会学講座6)』新泉社 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【注意事項】 ■定員 100名
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