学事局 SFDP推進室 University Education Administrator (UEA) 山ア 瑛莉

【C313】 アフリカの智でつなぐ世界

        ―食・布・学びの展開から―

概要

【2025年度 春学期 講座案内】

 現代の日本、そして世界にとってアフリカ地域の存在感は、政治経済分野を中心に影響力を増しています。一方で、私たちの日々にアフリカ地域へ思いを巡らす機会はどれほどあるでしょうか。日本とアフリカ地域との人的交流が成長過程であるなかで、その実態や魅力、可能性を実感している人は一握りかもしれません。
 この講座では、アフリカの多様な文化と歴史に触れ、現代社会に生きる私たちや世界との繋がりを見出します。日本とアフリカの17世紀に始まる歴史的な交流や、独自の経験と共感を生む文化の魅力と現代との繋がりを深く理解することで、地球規模での視野を広げることを目指します。
 例えば、民話や音楽を通して広がる地域の思想や知恵は、既存の価値観を問い直すものがあるでしょう。食文化や布文化からは古代から現代まで続く物流のありようが見えてきます。アフリカの智に学び、新しい視点を得ることで、人生を考えるヒントや気づきを探っていきましょう。

〈カリキュラム(各回のテーマ・内容)〉
第1回:アフリカへの旅・アフリカからのまなざし
 今、私たちはアフリカについてどのようなイメージや情報をもっているでしょうか。そして、アフリカの人たちは日本や世界をどのようにとらえているでしょうか。アフリカに関する情報を今一度見直し、全体像を把握します。民話や音楽といった文化表現から私たちの身近なアフリカも見つけてみましょう。

第2回:アフリカの食文化における物流(古代交易路から現代の物流システムまで)
 豊かで多様な食が広がるアフリカは古代から各地とつながっています。食材の生産、流通、消費の歴史を通じて、地域間の交流や交易、植民地支配、近代化などがどのように影響を与えたかを探ります。

第3回:アフリカの布文化と物流(伝統からグローバル市場へ)
 アフリカの布文化は、布が単なる商品以上のものです。地域の伝統、交易、植民地時代の影響、現代の経済活動が交差する分野であり、布製品の生産と流通の歴史を通じて、文化交流や社会変革の軌跡を辿ります。

第4回:アフリカからの学びと教育・未来への示唆
 日本におけるアフリカの学びと教育内容は、歴史的な交流、国際関係の発展、そしてグローバルな視点の重要性が高まる中で進化してきました。アフリカの文化から見る多元的な智を学び、自身の人生や考え方にどのような視点が得られるか、どのように活かせるか、学びの観点から考えていきましょう。

〈学びの目標〉
・アフリカの多元的文化への理解を深め、異文化理解の力を養う。
・歴史的・現代的な視点からアフリカとの関係を再発見し、日本と世界の未来について考察する。
・アフリカの叡智を通じて、日々の生活や人生を考えるための新しいアイデアや視座を得る。

〈関連キーワード〉
@アフリカ A食文化 B布文化 C交易・物流 D教育・学び

〈参考図書〉
・小川了著 『世界の食文化(11) アフリカ』 農文協, 2004年
・藤田みどり著 『アフリカ「発見」−日本におけるアフリカ像の変遷』 岩波書店, 2005年
・宮本正興/松田素二編 『新書アフリカ史(改訂新版)』 講談社, 2018年
・峯陽一/武内進一/笹岡雄一編 『アフリカから学ぶ』 有斐閣, 2010年
・ウスビ・サコ/清水貴夫編 『現代アフリカ文化の今―15の視点から、その現在地を探る』 青幻社, 2020年
※その他講義内でご紹介します

〈講座をおすすめしたい方〉
@アフリカ地域について学び始めたい方
Aアフリカ文化に関心がある方
B現代社会を見る視点を身につけたい方

〈受講することで学べること・得られること〉
@アフリカ地域の文化の豊かさについて理解できる
A世界史や現代社会を分析するための視点を得られる
Bアフリカの智に触れ、人生観や世界観を考える機会を得られる

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【注意事項】
■定員
対面:40名
オンライン:上限なし
※オンラインで受講される方はPCでご受講ください。(資料共有をするため)

■利用登録について
申込には当サイトの登録者IDが必要です。【新規利用登録】よりIDを取得のうえ、各講座へお申し込みください。
登録に際し、「申込種別」(割引対象者区分)を選択してください。
「申込種別」は、受講予定の講座の初日時点での情報をご登録ください。
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やむを得ず、欠席される場合を除き、講義には原則すべてご出席ください。
欠席される場合はmanabaにて各回の録画URLを掲載いたしますので、そちらをご覧ください。

■録画動画について
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また、講座により権利の関係上カットしている部分もございますので、あらかじめご了承ください。

■受講料金形態について
各講座のページ下部にある金額別「お申込み」ボタンからお申し込みください。
【一般受講者】 1講座 12,000円
【高校生以下・上智関係者】 1講座 10,000円
※「高校生以下・上智関係者」の対象者
 ・高校生以下の者
 ・上智大学、上智大学大学院、上智大学短期大学部の在学生(非正規生を除く)
 ・上智大学、上智大学短期大学部、上智社会福祉専門学校、聖母大学、聖母看護学校の卒業生
 ・後援会会員
 ・本学教職員(退職者含む)
 ・本学特別契約教授、本学特任教員
※申込種別(一般受講者、高校生以下・上智関係者)は、受講する講座の初日時点での種別を選択してください(例:受講する講座の第1回が2025年4月20日の場合はその時点での申込種別になります)。
※高校生以下/上智関係者 を申込種別で選択された場合については確認をする場合がございます。あらかじめご了承ください。

★2025年度は「2講座同時申込パック割引」もございます。
「2講座同時申込パック割引」にて講座をお申し込みいただく場合は、本ページからではなく、2講座同時申込パック割引申込ページ(←クリックできます)よりお申し込みください。
1講座ずつ別々に、計2講座お申し込みいただいた後に、2講座同時申込割引パックに変更することはできませんのでご注意ください。
「2講座同時申込パック割引」で申込をする場合のパック料金
【一般受講者:パック料金】 2講座 22,000円(2,000円割引)
【高校生以下・上智関係者:パック料金】 2講座 18,000円(2,000円割引)

■お申込み前に
当サイトの申込方法・受講規約(←クリックできます)を必ずご確認の上お申し込みください。
曜日・時間 指定月曜日 18:30〜20:00
開講形態 対面・オンライン併用
会場・教室 6号館 305教室
受講回数 4回
持ち物
備 考 講座により manaba(マナバ) を使用いたします。(開講1週間前にログイン可能) ログイン情報(※2024年度から変更されております。) ■manaba URL:  https://sophiaprostu.manaba.jp/ct/login ■ID: 当サイト登録者ID+gc(例:1234567gc)  ■初期PW: 上記IDと同じ
WEB受付開始日時 2025/02/03(月) 00:01
WEB受付終了日時 2025/05/25(日) 23:59
その他資料      

スケジュール

日 時 カリキュラム
2025/06/09(月) 18:30〜20:00 第1回: アフリカへの旅・アフリカからのまなざし
2025/06/16(月) 18:30〜20:00 第2回: アフリカの食文化における物流(古代交易路から現代の物流システムまで)
2025/06/23(月) 18:30〜20:00 第3回: アフリカの布文化と物流(伝統からグローバル市場へ)
2025/06/30(月) 18:30〜20:00 第4回: アフリカからの学びと教育・未来への示唆

講師紹介

山ア 瑛莉
学事局 SFDP推進室 University Education Administrator (UEA)

山ア 瑛莉

プロフィール

■所属 学事局 SFDP推進室 University Education Administrator (UEA) ■学位 政治学士(立教大学) 文学修士(立教大学) ■研究 アフリカ, 持続可能な開発のための教育, 開発教育  開発教育の手法を用いた国際理解、国際交流の研究や実践を行っています。  開発教育とは、開発をめぐる貧困や気候変動などの地球全体にかかわる課題を理解し、解決のあり方を考え、行動するための実践的な教育活動です。私たち自身が、地球的課題や国際社会の状況について広く情報を得ることで、公正な開発や国際協力に携わる人を増やし、途上国と先進国の分け隔てなく誰もが理解しあえる社会をつくりたいと考えています。特に「アフリカから学ぶ」ことをキーワードに、出会いや経験から学ぶことを大切にしています。
 

お申し込み

料金区分 受講料
一般受講者 対面 12,000円
一般受講者オンライン 12,000円
高校生以下 対面 10,000円
高校生以下オンライン 10,000円
上智関係者 対面 10,000円
上智関係者オンライン 10,000円