【2025年度 春学期 講座案内】
現代社会においては「感情」が大きな役割を果たしています。政治への「怒り」の感情が選挙の際に力になったり、エンパシー(共感力)や心の知能指数(EQ, emotional quotient)の育成が重要だ、と言われたりすることのなかにも「感情」の意義は見て取れるでしょう。現代の歴史学においても「感情」は関心を集めており、例えばジェンダーにフォーカスする歴史研究がジェンダー史と呼ばれるのと同様、「感情史」と呼ばれるアプローチが注目されています。 本講義では、感情の歴史性を学び、感情史が登場した歴史的背景をひもときながらその現代的な意義を明らかにする一方で、感情史とはどのようなものでありうるのか、そこにいかなる可能性(限界も含む)が見出せるのかといった問いを、具体的な事例をもとに受講者とともに考えます。
〈関連キーワード〉 「歴史学」「西洋史」「感情史」「ジェンダー史」「ドイツ史」
〈講座をおすすめしたい方〉 @歴史学の新しいアプローチに興味がある方 A感情史について話を聞いてみたい方 B人間の感情に歴史的に向き合いたい方
〈受講することで学べること・得られること〉 @歴史学の新しい動向について理解できる A感情史について知識を得られる B感情の歴史性について考えることが出来るようになる
〈参考図書〉 『感情史の始まり』ヤン・プランパー著(森田直子監訳)(みすず書房、2020年) 『感情史とは何か』バーバラ・ローゼンワイン、リッカルド・クリスティアーニ著(伊東剛史、森田直子、小田原琳、舘葉月訳)(岩波書店、2021年)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【注意事項】 ■定員 35名
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