< 講座概要 >
心理学とは、「こころ」を研究対象とする学問といわれますが、その領域は多岐にわたります。本授業では、心理学全般について、歴史をたどることから始まり、基礎的な知識や理論を学びます。心理学の歴史、さまざまな理論・研究について学ぶことを通して人間行動、発達についての理解を深めることを目的とします。講義を中心にしますが、随時視聴覚資料や心理分析(質問紙)を使用し、心理学の実践的側面にもふれていきます。また、学習ふりかえりシートを用いて、皆さんの学びを深めていきたいと思います。心の不思議や人間行動のしくみについての理解を深めることは、広い意味での自己理解・他者理解を促し、人生を豊かに生きるための一助となるでしょう。皆さんも心理学を学ぶことを通して、「心理学的にものを見る・考える」視点を広げていきましょう。
【授業計画】
1回目 コースオリエンテーション
シラバスの説明、スケジュールの確認、興味アンケートの実施
2回目 心理学の歴史
3回目 心理学の領域と研究方法
4回目 情報処理・感覚と知覚について
5回目 記憶について
6回目 発達とは
7回目 さまざまな発達理論(ピアジェ、ヴィゴツキーなど)
8回目 乳・幼児期―児童期の心理
9回目 青年期―成人・老人期の心理
10回目 中間テスト&ふりかえり
11回目 学習とは
12回目 動機づけ
13回目 行動主義・帰属理論
14回目 マズローと基本的欲求
15回目 総復習とふりかえり
※日程が変更になる可能性があります。お申込み前にご確認ください。
< 受講生へのメッセージ >
教科書(鈎治雄・吉川成司(共著)『人間行動の心理学』 北大路書房 2,039円、学内で購入可能)は、毎時間使用します。予習範囲を授業前にきちんと読んで参加してください。この授業は学部1年生の必修科目で、毎回ディスカッションのために事前にトピックや教科書の範囲が提示されますので、予習が必要です。また、授業内でもグループでのディスカッション・発表を行いますので、ご了承ください。出席を重視しますので、皆さんの自発的・積極的な授業参加・発言を望みます。
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