ポイントを絞った内容で描き進めていく洋画教室です。今回のモチーフは玉ねぎ。名画の主な画法を体験することで、表現の幅を広げ、静物画における構図や色彩を学びます。初心者の方はもちろん、基本から学び直したい方、より深い表現法を学びたい方、ご一緒に自分らしい作品づくりを目指しませんか。 【主な目的】 ・デッサンや色彩に関する基本を学びながら、楽しく自分らしい作品作りができるようにする。 ・「わかる」「できる」という実感を得られるよう、受講形態はワンポイント形式を中心に展開する。 ・主な古典画法を体験することで、描くことへの興味や楽しさを広げていく。
【カリキュラム】 ●10/1(水) Q&A@「なぜデッサンはカラー表現の基礎であるか」 ・立体表現のための光と影のとらえ方を知りスケッチブックに玉ねぎの鉛筆デッサンをする。 ・油彩画本制作としてF4号キャンバスに地塗り(明るめのグレー:中明度)をする。 ※下塗りの意味と効果については第3回講座で解説する。 ●10/15(水) Q&AA「特に静物画ではなぜ構図が重要か」 ・第1回のデッサンを静物画の下絵としてまとめる。名画の構図を参考に、描き方の工夫を学ぶ。 ●10/29(水) Q&AB「立体表現になぜグリザイユ画法が適しているのか」 ・16分割されたキャンバス画に鉛筆で下絵を描き写す(フィクサチーフを軽くかける)。 ・キャンバスにグリザイユ画法(下絵に白黒灰色の油絵の具で画面全体に明暗をつけて描く技法)を使って描く。明るさの違いを意識しながら画面全体の調子を整えていく。 ●11/5(水) ・グリザイユ画法でさらに描き進める。背景も含めて空間の表現に取り組み、画面全体に深みを持たせる。 ●11/19(水) Q&AC「グレージング画法の魅力と注意点」 ・グレージング画法(透明な絵の具を重ねて色調を整える技法)で整える。(1回目) ・3原色による混色作りでオリジナル色見本(カラーチャート)を作る。 ●12/3(水) ・デッサンをもとにイメージに合う色をのせていき、色彩の流れやバランスを意識しながら全体的に描き進める。 ●12/17(水) ・グレージングによって全体的に調子を整え、作品を完成する。(2回目) ・最後に受講生同士で作品を鑑賞し、制作を振り返る合評会を行う。 |