【コーディネーター・講師】
石澤 良昭 上智大学アジア人材養成研究センター所長
専攻分野/ 東南アジア史
著作/『アンコール・ワットへの道』JTB,『アンコール王たちの物語』NHK出版、『東南アジア多文明世界の発見』講談社、『新・古代カンボジア史研究』風響社、『カンボジア 密林の五大遺跡』連合出版
【講師】
三輪 悟 上智大学アジア人材養成研究センター研究員
後藤 健 東京国立博物館客員研究員
松本 健 国士館大学イラク古代研究所教授
(ゲストスピーカー)
前田 耕作 和光大学名誉教授
西浦 忠輝 東京国立文化財研究所
イスラム国(IS)の蛮行で、シリアのパルミラ遺跡やアレッポ遺跡が破壊されてしまいました。すでに、アフガニスタンのバーミヤン大仏立像も壊されています。文化遺産の破壊という行為に、私たちは怒りを覚えます。このような世界遺産や文化遺産の破壊に対して、なすべきことはないのでしょうか。
私たちはこの講座を通じ、まず破壊された文化遺産の現状を報告します。第2に、修復や復元に向けての展望を述べ、可能な限り技術問題を提起・検討し、これら破壊状況の情報を広く共有頂きます。第3に、もし可能であれば、修復工事を続けながら地域の文化を復興していく仮説を掲げ、地域住民に文化遺産を共通課題とした民族の和解、そして平和構築につながる日本方式のシナリオを作ります。そしてユネスコ本部の担当者に届けます。
※アジア人材養成研究センター所長の石澤良昭教授が2017年度「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞しました
受賞の詳細は本学HPでご確認いただけます。URL:http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/news/2017/9/globalnews_2441/0901news2?kind=0
マグサイサイ賞授与式のライブストリーミングはこちら(ユーチューブでご覧いただけます)
http://festival.rmaf.org.ph/?page_id=631