【2022年度 第3回スペシャルトーク】
2008年のリーマンショックや2015年のパリ協定および国連SDGsの採択、そして近年のコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻といった世界を大きく動かす歴史的イベントを契機に企業のサステナビリティ経営やESG投資を取り巻く世界的潮流に幾つかの重要な変化が起きてきました。企業の社会課題解決志向と投資家のインパクト志向の高まりが適切に連動することにより、企業および社会のサステナビリティの同期化に向かうことが期待されています。
<講演者>
引間 雅史 氏 (上智大学特任教授・学校法人上智学院理事)
<経歴>
三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、1985年に日興国際投資顧問(現日興アセットマネジメント)に入社。以降30年以上にわたり一貫して資産運用会社および学校法人で資産運用業務に従事。1997年より約5年間、国際連合年金基金のアジア太平洋地域代表投資アドバイザーを務めた。1999年に国内初のSRIファンド設立を主導して以来、今日に至るまで責任投資の調査および推進に関わってきた。2002年、日興アセットマネジメント代表取締役社長就任。2005年アライアンス・バーンスタイン代表取締役社長就任。2008年より上智大学で教鞭を執ると同時に、2009年より財務顧問、2013年より財務担当理事補佐、2017年より理事としてESG投資を核とした大学基金の資産運用管理に取り組んでいる。CFA協会認定証券アナリストおよび日本証券アナリスト協会検定会員。
◆スペシャルトークとは
混迷を続ける社会のグローバル化に焦点を当て、グローバル経済の動向、国際関係の行方、
グローバルリスクなどの喫緊の課題を取り上げ、各分野の専門家や著名人に紐解いていただきます。