東南アジアは11の国から構成されており、近年、経済成長の著しい地域です。地域の呼び名としては「東南アジア」と一括されていますが、実は歴史面でも、宗教の点でも、言語や民族からみても、きわめて多様な性格を持った地域です。タイをのぞく東南アジア地域は、かつて欧米の植民地となりましたが、その宗主国はポルトガル、スペイン、英国、フランス、米国というように多様でした。
この講座では、東南アジアの6カ国( フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、ベトナム) をとりあげ、それぞれの国の国民的指導者について、その生い立ち、指導者になるまでの道のり、指導者となった後の政策などを検討しながら、植民地からの独立、独立後の新しい国作り、日本との関係、さらに現在にいたるまでにたどってきた歴史を学びます。
予定講師陣
■片山 裕(神戸大学名誉教授)
■福武 慎太郎(上智大学教授)
■岩崎 育夫(アジア研究者)
■久志本 裕子(上智大学准教授)
■根本 敬(上智大学教授)
■坪井 善明(早稲田大学名誉教授)