【講師】
私市 正年 上智大学名誉教授
1985年4月上智大学外国語学部(アジア文化研究所)専任講師
1997年4月同教授
2018年3月総合グローバル学部を定年退職。名誉教授
専攻/ 中東・北アフリカ近現代史、イスラーム主義運動
著書/『原理主義の終焉か―ポスト・イスラーム主義論』(山川出版社・2012)他多数
イスラームはなぜ、紛争や混乱の原因とされるのでしょうか?またイスラーム教徒が関わる問題は、なぜ世界的な政治的、経済的問題につながるのでしょうか?この講座では、近現代の中東地域の歴史から説きおこし、イスラームという宗教が政治と経済にどのように関わっているのか、を考えていきます。地域としては中東と北アフリカが中心となりますが、イスラーム問題がグローバルな課題となっていますので、必要に応じて東南アジアやアフリカ、欧米にも議論をひろげます。またテーマとしては、政治と経済が中心となりますが、歴史的背景を正確に理解することが大事ですので近現代史の講義もいたします。パレスティナ問題、イスラーム政治運動、テロリズム、石油資源問題、イスラーム経済などが主なテーマになります。
【参考書】(必須ではないが、講読により理解が深まるもの)
『原理主義の終焉か―ポスト・イスラーム主義論』
著 者:私市 正年
出版社:山川出版社
ISBN:978-4- 634-47471-0