【コーディネーター】
原 敬子
上智大学神学部神学科准教授 1965年広島生まれ。広島大学大学院修了、Institut Catholique de Parisにて司牧神学修士、上智大学大学院神学研究科にて神学博士号取得。
実践神学、信仰教育、カテキズムを研究領域としています。
援助修道会会員。上智大学神学部准教授。真生会館評議員。オリエンス宗教研究所発行『福音宣教』編集委員。
専攻/実践神学
著書/『キリスト者の証言ー人の語りと掲示に関する実践基礎神学的考察』(教文館2017)
共編著『「若者」と歩む教会の希望ー次世代に福音を伝えるために−
2018年上智大学神学部夏期神学講習会講演集』(日本基督教団出版局2019)
【講師】
中田 英之 大阪大学先進融合医学共同研究講座 特任助教
寺尾 寿芳 上智大学大学院実践宗教学研究科死生学専攻
久保 文彦 清泉女子大学(白百合女子大学、立教大学)非常勤講師
高度先端医療の使用による医学の発展に対して、身体の本来的な在り方を問う身体知の学的領域も広がっている。現代、「人生100年、長寿時代」と言われる時代にあって、我々は「からだの救い」についてどのように考えることができるだろうか?
この講義では、東洋医学と西洋医学の両方の見地から身体へのアプローチにより診療を行われている大阪大学医学部融合医学研究室の中田英之先生を学外からお迎えし、数々の症例をお持ちの診療現場のご経験から「からだ」についてお話しいただく。そして、この現場の出来事をキリスト教、日本の宗教の問題という新たな視点からも近づきたい。歴史上、密接に、身体問題と関係してきた「救済」の根源的問いへの応答を続ける聖書思想について清泉女子大学の久保先生、日本の宗教観からの問題提起として上智大学の寺尾先生にご講義いただく。(各先生2回ずつ)