【講師】
田中 治彦 元上智大学総合人間科学部教育学科教授
専攻分野/ 開発教育、ESD、青少年の社会教育
SDGs(持続可能な開発目標)は17の目標と169のターゲットから成っています。SDGsを17目標から理解しようとすると、その数の多さと範囲の広さのために「迷子」になりがちです。そこで、SDGsを社会系・経済系・環境系に分けて考えたり、途上国向けの目標と先進国向けの目標に区分して理解するやり方もあります。しかしながら、SDGsの17目標は相互に関連しあっているために、このような理解の方法にも限界があります。そこでこの講座では、SDGsを「豊かさ」「貧困」「公正」「共生」「平和」「循環」「居場所」の7つのキーワードで読み解いていきます。SDGsをその理念や原則に立ち返って考えることで、SDGsの本質に迫ろうとするものです。最終的にはSDGsを「自分事」として捉えることを目的としています。そのために講義形式だけではなく参加型ワークショップを体験しながら理解を深めていきます。
<参考書>(必須ではないが、講読により理解が深まるもの)
『SDGsと開発教育』−持続可能な開発目標のための学び
著 者:田中治彦(他)編著
出版社:学文社
ISBN:978-4-7620-2649-2