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【講師プロフィール】
佐山 豪太(さやま ごうた) 上智大学常勤嘱託講師
国籍 / 日本
専門分野 / コーパス言語学、応用言語学
著作 /
◇『新版 ロシア語使える文型80』佐山豪太著/村田真一監修、2016年、東洋書店新社
メッセージ/
外国語の学習には、対象の言語だけではなく、その言語を話している人々、つまりロシア人のメンタリティーや文化を学ぶことも含まれます。また、ロシア人が日本をどう見ているのかを知ることも重要です。テキストの読解を通じてこのような側面に触れることで、より深くロシア語・ロシア人を理解することができるでしょう。
ただし、テキストの内容理解に加えて、重要な文法事項の習得も目指します。動詞の活用や名詞の格変化、形動詞・副動詞の作り方などは簡単な学習項目ではありません。テキスト読解に際して文法をしっかりと理解することで、皆さんの今後のロシア語学習はスムーズに進むはずです。
【学習内容】
講師によって加筆・修正されたテキスト(主に、教科書やニュース記事のテキスト)を読解していく:テキスト内の難しい語や文法事項には注釈を付けるので、これを足がかりにして初級から中級レベルのテキストの内容理解を目指す。授業ではロシア人のメンタリティー、ロシア文化、時事問題、ロシアから見た日本人などについて書かれたテキストを読む。
合わせて、授業ではテキストに含まれる重要な文法事項も扱う(その説明には自作のプリントを用いる)。
【学習方法】
以下の手順で授業を進める:
@事前にテキストを配布する。毎週進める範囲を指定するので、各自で予習をしてくる。
(その際、テキストの和訳を考えてくる。必ずしも書いてくる必要はない)
Aそのうえで、授業ではテキストの読解を進め(受講者に訳を発表してもらう)、
講師がその説明を行う。
B合わせて、重要な文法事項の説明も行う。
C必要に応じて、読書後にロシア語作文などの課題を出す。
【学習形態】
受講者が主体となるような授業を運営を目指す。
【受講者に期待する達成レベル】
まず、ロシア語の初級文法をある程度押さえている、あるいは初級文法を終えている方を対象とする(ただし、やる気がある場合はこれに限らず歓迎)。
【目標】
テキストに含まれる語彙や文法事項を習得し、初級から中級レベルのテキストの内容が理解できることを目指す。また、テキストのテーマについて簡単な意見をロシア語で書けるようになる。