【講師】
角田 佑一
上智大学神学部常勤嘱託講師
イエズス会司祭
Jesuit School of Theology of Santa Clara University博士課程修了
神学博士
専攻/教義学、エキュメニズム、諸宗教対話、近代日本の哲学(清沢満之など)
この授業では古典的三位一体論がいかにして成立したのかを学びます。とりわけ、父と子と聖霊がいかに関係しあい、唯一の神であるのかという三位一体論の根本問題について、古代の神学者たちがどのように思索を深めていったのかを見ていきたいと思います。
具体的には、新約聖書における父と子と聖霊の理解、ニカイア公会議(325年)前のさまざまな三位一体の理解(様態論、従属論など)、アタナシオス、カッパドキア三教父、アウグスティヌス、トマス・アクイナス、グレゴリオス・パラマスらの三位一体論を取り上げる予定です。