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【講師プロフィール】
阿出川 修嘉(あでがわ のぶよし) 東京外国語大学非常勤講師
国籍: 日本
専門分野: 言語学、ロシア語学
メッセージ /
隣国ロシアは、文化、芸術、スポーツなど様々な分野で、変わらずその存在感を世界に示しています。他のヨーロッパ諸語とはまた異なる響きの美しさを持つロシア語に触れてみませんか。ロシア語は、時に難しい言語だと言われますが、ひとつひとつの文法項目を整理しながらきちんと身に付けていけば、他のヨーロッパ諸語と比べて特段難しいわけではありません。その言葉の仕組みには、英語に似たところもあれば、日本語に似た発想をするところもあったりと、学習が進むにつれ様々な発見をすることができます。ロシア語の学習に取り組むことで、ロシア人の物の見方を垣間見たり、日本人との違いや共通性についても考えるきっかけが得られるでしょう。
【学習内容】
春期講座に続いて、教科書に沿ってロシア語を理解するための基本的な構文・文法項目について学び、文法の仕組みを理解していきます。春期に学習した項目の復習もその都度行いながら、新たな文法項目に取り組みます。簡単な会話表現などについても取り上げつつ、少しずつ表現の幅を広げていきます。また、それぞれの項目と関連した表現が用いられている映像や音楽なども紹介する予定です。聴き、話し、読み、書くという、それぞれの能力の礎となる文法力を身に付けましょう。なお、授業での説明は日本語で行います。
【学習方法】
原則として指定の教科書に沿って授業を行います。また、説明を補う必要がある場合には別途資料を配布することもあります。ロシア語を継続して勉強していく上でのコツのようなものも交えながら授業では説明を行っていきます。さらに、文法項目ごとに取り組む練習問題を通じて、徐々に語彙を増やしていきます。
【学習形態】
音声の聴き取り・発音の際の注意点などを確認しながら、発音の練習などを適宜行います。各課の文法項目について確認し、その知識に基づいて各課の練習問題、また他の教材からの練習問題などにも取り組み、得た知識の整理と定着を図ります。
【受講者に期待する達成レベル】
秋期終了時には、基本的なロシア語の文やある程度のまとまりのあるロシア語テキストの意味について理解することができるようになるようになる、また簡単な文であれば作ることができることを目指します。継続して勉強していくための基礎となる文法知識を身に付けることも目標としています。