講 師:講義
峨眉丹医養生学14代伝人、北京黄亭中医薬研究院院長、
一般社団法人峨眉養生文化研修院院長 張 明亮氏 ※通訳:山元啓子氏
本学グリーフケア研究所特任教授 鎌田東二氏(司会)
生命は複雑です。中医学や気孔の理論では、複雑な生命を「肝心脾肺腎」の「五臓のシステム」として捉え、それを喜び・怒り・憂い・悲しみ・恐れ・驚きなの感情と結び付けます。音楽は旋律や振動として身心に特殊な影響を与えます。
峨眉派には、音楽、歌、引導、練功、中医養生学を統合した養生体系があり、特赦な動作、手印、音符、旋律は「五臓のシステム」に対応しています。「五臓小煉形」は、五臓に対して最も直接的に効果のある練習方法です。今回は、その峨眉派の五臓システムを12世紀初頭に五輪塔と五臓瞑想を結びつけた覚鍐上人の接点も探ります。