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【講師プロフィール】
松井 健吾(マツイ ケンゴ) 神田外語大学専任講師
国籍 / 日本
専門分野 / スペイン語学
著作 / 『スペ単! 頻度で選んだスペイン語単語集(練習問題つき)』(共著)朝日出版社、2006
『スペイン語エッセイ Me lo dijo un pajarito』(Pilar Lago著、訳・語句解説担当)NHK出版、2016
メール / matkenv(at)gmail.com
メッセージ /
スペイン語は英語と比べると、動詞の人称・時制による活用語尾変化や形容詞などの性・数による変化というようになにかと形の変化が多いですが、それを繁雑にとらえるのではなくむしろ区別の目印として、これを手がかりに理解や表現に役立てましょう。そして、これを通じてスペイン語のノリに慣れていきましょう。
【学習内容】
このコースでは、入門・初級(直説法現在〜過去)レベルの学習を終えた方を対象に、スペインの歴史と社会をテーマにして書かれたテキストを精読しながら、スペイン語で読解することの楽しみを味わいます。また、単に文意を確認して終わりにするのではなく、基本的なスペイン語文のしくみを理解することにも重点を置きます。とくに文の中核をなす述語(動詞)とその意味の把握、述語に対応する主語の特定、さらに再帰動詞文や関係詞の基本的な用法の理解なども実践的に演習していきましょう。説明は日本語で行います。
【学習方法】
予習として事前にテキストを読んでいただき、理解できる部分と難解な部分を各自で確認します。授業内では一文ごとに受講者の方々が用意した和訳を紹介していただき、文章の大意を確認していきます。とくに間違えやすかったり難解な部分については、講師からの解説を交えながら文構造を正確に把握することを目指します。これはつまり、文は述語を中心に構成されているという視点から、文中における語のまとまり(句とその境界)、語句同士のつながり(修飾関係)などを確認する作業に相当します。また読解の際には、受講者の一人一人がこれまでに学習した文法や語彙、さらにはすでに持っている様々な知識を、その場の文脈に合わせて関連づけていくことを意識しましょう。
【学習形態】
訳読、文法・語彙・表現の確認と理解
【受講者に期待する到達レベル】
・初級レベルの文章読解力が身につく。
・基本的なスペイン語文のしくみが理解できる。
・テーマに関連した基本的な語彙や表現が理解できる。
・わからない語句があっても、文脈から意味が推測できる。
・既習文法と語彙の理解が向上する。
・スペインの歴史と社会に対する理解が深まる。