【コーディネーター・講師】
矢入 郁子 (左)
上智大学理工学部情報理工学科准教授
1999年東京大学大学院機械工学専攻博士課程修了(博士(工学))。総務省系国立研究所である情報通信研究機構を経て、2008年より本学でメディア工学,メディア情報論、情報メディアコミュニケーション学などの講義を実施。インターネットの普及にともなう米大統領選挙の変化を講義でも取り上げてきた。
【講師】
松本 方哉 (右)上智大学非常勤講師
1956年生まれ。上智大学英文科卒業後、フジテレビに入社し、報道局配属。外信デスク、ワシントン特派員、情報デスクや解説委員、キャスター(ニュースJAPAN)として、特に国際安全保障問題、日米関係、米国政治、医療・介護関係を専門分野としてきた。FCCJ=日本外国特派員協会員、日本マス・コミュニケーション学会会員
2016年の米大統領選挙から1年半、トランプ政権の誕生からも1年強が経った。アメリカ政治は、トランプ大統領の誕生で、複雑化し、よく見えなくなったようだが、政権に張り巡らされた細い糸を手繰り寄せることで、アメリカ現代政治・外交がはっきりと見えてくる。いま、目の前に動いている米国政治を教材に、米国政治の核心に迫りたい。
米国政治をワシントン政治の裏側まで入り込んで「本当の姿」を学びたい人のための講座であり、日々のアメリカの見え方が一味違って深みを帯びてくることを狙っている。
トランプ政権下で、今年、内政上の最大の剣が峰となる中間選挙の動向や、2016年米大統領選挙でのロシアとの関係や北東アジア情勢など、トランプ政権が抱える難問を分析しつつ、米国政治の裏側まで入り込み、知られざるメカニズムを解読することで、一味違った米国政治の姿を提示したい。また、講義期間中にはカナダのケベック州で6月8日と9日にサミット=首脳会議が予定されており、米外交の立場から詳細に分析する。