本講座は日本の経営学(経営戦略論)の学会において、ここ十数年で最も顕著な成果がみられた研究業績をベースとしています。その研究業績は、2000年代初頭、日本の代表的な学会で学会賞を受賞した『戦略不全の論理−慢性的な低収益の病からどう抜け出すか−』です。これは三品和広教授(神戸大学経営学研究科)の著であり、本著では「過去、半世紀ほど、日本の製造業企業は、売上高等の事業規模を拡大してきた一方、利益率等の事業効率を犠牲にしてきた」事実から議論をはじめています。
さらに議論では、千数百社の半世紀ほどの実証データから、各社の業績の変動は景気変動にほとんどを依存しており、各社の独自の戦略立案・実行がほとんど、業績に影響を与えていない事実を明らかにします。そうしたなか、他社より抜きん出て継続的に高い利益率を出す企業が数十社、明らかとなりました。
その共通項は「社長の在任期間が十年以上」の企業でした。なぜ社長の在任期間と継続的な高い利益率の創出との間に関係があるのでしょうか。ここに経営戦略の本質があります。本講座では議論を交えて、この点を明らかにしていきます。
◆経営シリーズパック(全2講座/一般4,000円、本学学生2,000円)を受講される場合は、以下URLからお申込ください。なお、パック料金でお申込された場合は、キャンセル時に返金できませんのでご注意ください。
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=91367 |