例えば大学は何をする場所でしょうか。知識習得でしょうか、専門分野の研究でしょうか。近年のアカデミアの領域では、現在行われている研究が「何に役立つか」(更に言えば日本経済にどう好影響を与えるか)ということが一定の評価基準となっており、過度に目先の課題を追わなければならない状況が発生しています。最先端の知識などが次の日には最先端でなくなってしまう現代において、本来の目的である「学問」を究めることが大学の目的であることを人は忘れがちではないでしょうか。
社会人の学びにも同様のことが起きています。「何が身につくか」「今後のキャリアにどう役立つか」という即時的なことがビジネス研修の場では重要視されていますが、実際、一週間後、一か月後、一年後には学んだことの大部分を忘れてしまいます。なぜそのようなことが起こってしまうのでしょうか?その要因には、各人が目的意識を持たずに「なぜ私は学ぶのか?」を心の中で整理する事前準備ができていないことが大きく関係します。本講座で目指すのは「分かった!」「理解した!」という納得感を持ち帰っていただくことではありません。何のために学ぶのか、何のために自分の時間を活用するのか。皆さんには徹底的に自分を問いつめる時間にしていただきたいと思います。また、「異分野融合請負人」の異名を持つ講師が、自身の専門性以外の分野を学びスキル転換を図ることの意義についてもお話しします。これから社会人として学びを深めていきたいと考えている皆様に、まずご受講いただきたい講座です。
※宮野 公樹HP
<https://sites.google.com/site/miyanonaoki20170/home>
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