久保惣コレクションに見る 江戸の出版界を席巻、蔦屋重三郎が築いた浮世絵の黄金時代 18世紀後半から19世紀前半、江戸時代の出版業界に大きな足跡を残した蔦屋重三郎。「耕書堂」という屋号の版元を立ち上げた後、次々とベストセラーを生み出して江戸の出版界を席巻しました。
蔦屋重三郎は時代の要請に応じ、人々が興味のある内容で巧みにコンテンツを作りあげ、書物の出版から、やがて東洲斎写楽や喜多川歌麿などの絵師たちとともに浮世絵版画の出版に舵を切り大人気となります。
この講座では、和泉市久保惣記念美術館所蔵の浮世絵コレクションを中心に、同館学芸員が多数のスライドで詳しく紹介する“出張ギャラリートーク”で蔦屋重三郎の功績をたどり、浮世絵や江戸時代の版画の魅力に迫ります。
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