『万葉集』は、現存するわが国最古の歌集で、二〇巻からなり、約四五〇〇首ほどの和歌が収められています。いまから一三〇〇年ほど前に作られたとされます。『万葉集』には、奈良時代の宮廷文化を背景とする世界が展開されています。当時の宮廷文化は、私たちが想像する以上に高度な洗練を見せており、また時として猥雑さを帯びていたりもします。言い換えるなら、実に多様なありかたをうかがうことができます。この講座では、まずは『万葉集』の概要についてお話をし、その上で、時代の流れに沿いつつ、主要な歌人の作に焦点を当ててみたいと思っております。この講座を御視聴いただくことで、『万葉集』の世界の全容を理解していただけるはずです。
【クリック】日本古典への招待PR動画 ●講師:国文学者・東京大学名誉教授 多田一臣 ●講義:「大伴旅人」(第8回)「山上憶良@A」(第9・10回)「東歌と防人歌」(第11回)「『万葉集』の和歌の本質 巻一六から」(第12回)「大伴家持@〜B」(第13〜15回)本動画はストリーム配信です
【準備すること】パソコン、スマートフォン、タブレット端末いずれか1台
インターネット環境
(Wi-Fi利用の場合は、通信環境の良い場所で)
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