< 講座概要 >
本講座では、世界帝国・ローマの主要な言語であったラテン語を初歩から学びます。ラテン語によって表された哲学や文芸は、ヘレニズム期には古典ギリシア語に対し副次的なものでしかありませんでしたが、ローマ共和政末期から帝政期になるとその数は膨らみ、キケロの弁論や書簡、カエサルの戦記、ウェルギリウスやオウィディウスの詩、ペトロニウスやアプレイウスの小説、アウグスティヌスらのキリスト教文献を中心に、余波はルネッサンス期に至るまで続きます。
言語の系統という観点からすれば、インドヨーロッパ語に属するラテン語は、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語等の祖先に当たり、フランス語を経由して英語にも多くの語彙を提供しています。しかし文法体系はこれらの語とは異なる点が少なくありません。そのような古典ラテン語の発音や文法を、教科書に即して初歩の初歩から学ぶこと、これが本講座の目的です。具体的に列挙すれば、1)名詞・形容詞については各種の変化、2)動詞については規則的な動詞の能動態の時制変化、となります。また本講座では、同時に、ヨーロッパ文化を形作るもう一つの古典語であるギリシア語や、ギリシア・ローマ文化についても「こぼれ話」を詰め合わせていく予定です。
【テキスト】
松平千秋・国原吉之助『新ラテン文法』(東洋出版)を使用しますので、事前に用意しておいてください。
テキスト代:3,300円(税込)
※受講料の他必要となります。
※今回の講座は新規開講となり、最初の課から発音、文法等を学んでいきます。
< 受講生へのメッセージ >
ラテン語は難しいという印象があるかもしれません。けれどもオーラルコミュニケーションが求められる場合は(おそらく?)ありませんので、ゆっくりと学習してください。ただし語学は一度休んでしまうと、追いつくのが難しい場合があります。その時は申し出てください。遅れた分は少し急げば必ずフォローアップできます。みなさんが非日常の言語を楽しんで受講できるように頑張りたいと思っています。
|