環境倫理学入門
〜環境問題を哲学する〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
現在、人間活動による地球規模での環境汚染が大きな社会問題となっています。このような地球環境問題に対して倫理的な観点から考察する学問が環境倫理学ですが、今回の講義では、そもそも環境倫理とは何なのか、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」にはじまる環境倫理の歴史を概説し、環境倫理の基本概念についてお話しします。また、環境倫理における3つの基本主張とされる1)自然の保護・生存権、2)地球の有限性、3)世代間倫理について、様々な哲学者の考えを交えながら解説します。具体例として地球温暖化問題なども環境倫理の実践的課題として取り上げ、できるだけ分かりやすく環境問題を哲学的に考える機会を皆さんに提供したいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
地球規模で生じている環境問題について、様々なメディアを通じてある程度ご理解されている人も多いかとは思いますが、環境問題の「善/悪」、「正義」、および「責任」などについて、倫理学的にどのように考えられているかまではなかなか知る機会がありません。今回の講義ではできる限り具体例を挙げながら、平易な言葉を用いて環境倫理において議論されていることをお話ししたいと思います。気軽にご受講ください。
分野環境
期間2024/04/13(土)
曜日・時間土曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関東京薬科大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:第1セミナー室 定員54名(予定)
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/04/13(土) 10:20〜11:50

【講師紹介】
新開 泰弘
生命科学部 応用生命科学科 教授 【略歴】富山県高岡市出身。2001年3月に富山大学工学部を卒業後、筑波大学大学院に進学し、2007年3月に博士(医学)の学位を取得。同年4月より北陸大学学術フロンティアにて博士研究員を務め、2009年より筑波大学医学医療系にて助教として教育・研究に従事する。2019年より筑波大学医学医療系准教授。2023年4月より現職である東京薬科大学生命科学部教授を務める。専門は毒性学・環境生物学。
料金区分受講料
一般 0円