【R6前期】韓国絵本の現代史
〜創成期の作家たちは、なぜ固有の文化を描いたのか〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
 韓国で初めて現代絵本が出版されたのは1988年のソウルオリンピックの年です。日本では1990年に翻訳出版されました(リュウ・チェスウ作、イ・サンクム/まついただし訳『山になった巨人(백두산 이야기)』福音館書店)。ここから韓国の現代絵本の歴史が始まります。  本講座講師が翻訳したチョン・スンガク『くらやみのくにからきたサプサリ』(アートン)ほか、イ・オクベ『ソリちゃんのチュソク』(セーラー出版)、クォン・ユンドク『マンヒのいえ』(同)など、韓国絵本第一世代の作品を通して、これらの作品が生まれた社会的背景と思想をさぐります。
< 受講生へのメッセージ >
 私が初めて<韓国>に出会ったのは1988年、ソウルオリンピックの年です。ハングル文字を見たのも、韓国語の響きを聞いたのもこの時が初めてでした。そしてこの年、韓国人作家による初めての現代韓国絵本が誕生しました。それから35年。いまや世界で最も注目される韓国の絵本を通して隣国の歴史と文化に親しみたいと思います。
分野文化
期間2024/07/26(金)
曜日・時間金曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関東京純心大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考修了しました 場所:第1セミナー室 定員54名(予定)
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/07/26(金) 10:20〜11:50

【講師紹介】
大竹 聖美
現代文化学部 こども文化学科 教授 韓国児童文学翻訳・研究。白百合女子大学大学院文学部児童文学専攻修士課程修了後、日韓文化交流基金訪韓研究員、大韓民国政府招聘留学生としてソウル・延世大学校大学院教育学部博士課程にて博士(教育学)学位取得。アジア児童文学日本センター理事、韓国児童文学学会国際理事、韓国児童青少年文学学会国際理事、日本ペンクラブ・日本文藝家協会会員。優れた韓国の絵本の翻訳・講演等多数。 (単著)『植民地朝鮮と児童文化』(社会評論社)/(共著)『絵本の絵を読む』(ミネルヴァ書房)、『絵本をひらく』(人文書院)、『10歳の質問箱』(小学館)、『いま、この研究がおもしろい』(岩波ジュニア新書)など。/(翻訳)『チェクポ』『トッケビとどんぐりムク』(ともに福音館書店)、『とらとほしがき』『ぼくって、ステキ?』(ともに光村教育図書)、『非武装地帯に春がくると』(童心社)、『わたしたちのケーキのわけかた』(偕成社)など。
料金区分受講料
一般 0円