< 講座概要 >
2012年7月から、内戦下のシリア北部、クルド系住民が多数を占める地域で成立した、住民たちの自治政府は、男女二重代表制、女性軍、女性警察をもち、男尊女卑的な伝統文化の根強いこの地域のイスラーム社会の男女関係を根本的に変えた「武装ジェンダー革命」として、世界の注目を集めています。
この革命の内容、歴史的経緯からみた革命の原因、そしてその世界史的意義について、国連総会に集まった世界の国家元首が全員一致で決めたSDGs(持続可能な開発目標)達成の観点から、考えていきます。
3回の授業のテーマは以下のようになります。
第1回 武装ジェンダー革命としてのロジャヴァ革命
第2回 革命の中心的担い手としてのジェンダー難民
第3回 SDGsが求めるジェンダー革命
< 受講生へのメッセージ >
必要な資料などは提供しますが、講師からのお話は、最小限にとどめて、受講生全員で議論し、意見の違いを尊重しながら、世界の現状について理解を深めていける時間にしたいと思います。
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