< 講座概要 >
スマホを利用して、Youtube、FacebookやTwitter等を用いて写真や情報を拡散することがあると思います。コロナ禍のためソーシャルディスタンスが求められる昨今、実際に集まるのを避け、Zoom等のツールをつかって、子供会のイベントをオンラインで行うこともあるでしょう。昨年の子供会イベントで、舞台に立つ我が子が炭治郎の扮装で活躍する様子の映像を、インスタ・アカウントに投稿する、そのようなときに、漫画家ないし出版社の許諾を得なければならないと知っていましたか? 実際、2020年4月、絵本出版各社は、絵本の読み聞かせ動画を、許諾無くYoutube等に投稿する行為に警鐘をならしています。今回の講座で、自分からブログ、SNS等を用いて情報発信する際に注意すべき法律知識を整理し、思わぬトラブルに巻き込まれないようにするコツを伝授します。
第1回 「ネット配信を行う前に」 〜著作権法、パブリシティ権のルールの全体像を知る
第2回 「撮影した写真に写り込むものをどう扱うか」
第3回 「他人のライブイベント動画の撮影時に、何を気にすべきか」&著作権法質問箱
< 受講生へのメッセージ >
ネットと無縁では難しい日常生活のなかで、みなさんが知っているべき著作権法とその周辺のルールを、具体例を用いながら、やさしく説明します。ふだんは、著作権侵害など意識していないかもしれませんが、団地の集会所でのカラオケ教室にJASRAC(日本音楽著作権協会、作曲者にかわって権利を行使する管理団体)は、著作物利用契約の締結を求めて、数多くの調停や裁判を提起しています。今後、権利者の徴収活動は強化されることが予想されることから、正確な知識を知っておくことが大切と思います。入門書やウエッブサイトには記載のない事例についても説明したいと思っていますので、具体的な疑問をお持ちください。教室でご説明したいと思います。
|