韓国民主化運動と絵本作家たち その哲学
〜韓国絵本創成期をつくった作家たちは何を描いたか〜

講座番号: 07-04

< 講座概要 >
韓国の現代絵本は1988年ソウルオリンピックの時に産声を上げ、1990年代半ばに歩みをはじめました。韓国絵本の創成期を担ったのは、60年代に生まれ、80年代にソウルの大学に通った世代です。社会参与と社会変革を芸術の使命と考えた民衆美術運動の中から生まれた作家たちと言えます。彼らが何を描いたのか、その社会的背景とともに考察し、隣国の歴史と思想を学びます。
< 受講生へのメッセージ >
韓国現代創作絵本の嚆矢『山になった巨人―白頭山物語』(リュウ・チェスウ作、松居直・李相琴共訳、福音館書店)、『くらやみのくにからきたサプサリ』(チョン・スンガク作、おおたけきよみ訳、アートン)などを読みます。
分野文化
期間2021/07/09(金)
曜日・時間金曜日 10:20〜11:50
回数1回
講座提供機関東京純心大学
会場第3・4セミナー室
残席状況
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講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2021/07/09(金) 10:20〜11:50

【講師紹介】
大竹 聖美
現代文化学部 こども文化学科 教授 韓国児童文学翻訳・研究。白百合女子大学大学院文学部児童文学専攻修士課程修了後、日韓文化交流基金訪韓研究員、大韓民国政府招聘留学生としてソウル・延世大学校大学院教育学部博士課程にて博士(教育学)学位取得。アジア児童文学日本センター理事、韓国児童文学学会国際理事、韓国児童青少年文学学会国際理事、日本ペンクラブ・日本文藝家協会会員。優れた韓国の絵本の翻訳・講演等多数。 (単著)『植民地朝鮮と児童文化』(社会評論社)/(共著)『絵本の絵を読む』(ミネルヴァ書房)、『絵本をひらく』(人文書院)、『10歳の質問箱』(小学館)、『いま、この研究がおもしろい』(岩波ジュニア新書)など。/(翻訳)『チェクポ』『トッケビとどんぐりムク』(ともに福音館書店)、『とらとほしがき』『ぼくって、ステキ?』(ともに光村教育図書)、『非武装地帯に春がくると』(童心社)、『わたしたちのケーキのわけかた』(偕成社)など。
料金区分受講料
一般 1,000円
学生 500円