< 講座概要 >
日本の南極観測は1956年に開始され半世紀を超えて続けられてきました。この間、オゾンホールの発見、大量の隕石の採取、オーロラの発生メカニズムの解明、氷床コアの解析による過去32万年の気候変動の解明など、世界に誇る多くの科学的成果をあげてきました。氷と岩だけの南極大陸は人間にとって非常に過酷な環境ですが、ペンギンなどの海鳥の繁殖場所であり、夏の期間(12〜1月)には氷が融けるオアシスのような湖も数多く存在します。そしてそこには多様な未知の微生物(肉眼では見えない微少な生物)が存在していることもわかってきました。
この講義では、第54次日本南極地域観測隊において陸上生物グループ隊員として活動した時の様子を写真とともに紹介します。
< 受講生へのメッセージ >
生物に興味がある人はもちろんのこと、大自然が好きな人、冒険に興味がある人は是非ご参加下さい。南極の氷も展示します。
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