鳥羽毛の構造色
〜美しい色を反射する鳥羽毛の構造について〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
動物の色は種別や個体の特徴を表す上で大切ですが、発色法には色素を用いる方法と構造を用いる方法があります。前者を色素色、後者を構造色といいます。動物の色素色としてはメラニンやカロチノイドがよく知られています。構造色で有名なのは、モンシロチョウの羽根の紫外線反射や南米のモルフォチョウの青く輝く羽根などですが、メカニズムが複雑で一般的にはあまりよく知られていません。インコやクジャクなどの羽根はさまざまな美しい色をしていますが、実はこれらも微細な構造に基づく構造色を使っているのです。鳥たちの羽根の構造について、顕微鏡写真などをもとに説明し、さまざまな美しい色を作り出すメカニズムについて解説します。
< 受講生へのメッセージ >
人間の技術はますます進歩し、何でもわかり何でもできるような気になりますが、自然界には不思議なことがいっぱいです。動物たちは、私たちの常識では考え付かないような技を駆使しながら淡々と生きている。生き物ってすごいなと思います。今回は、特に鳥の色をめぐる技のすごさについてご紹介します。
分野自然
期間2018/12/01(土)
曜日・時間土曜日 13:30〜15:00
回数1回
講座提供機関ヤマザキ動物看護大学
会場第1セミナー室
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講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2018/12/01(土) 13:30〜15:00

【講師紹介】
岡ア 登志夫
動物看護学部 動物看護学科 教授 山形県大石田町生まれ。新潟大学教育学部卒業、東京農工大学大学院農学研究科修士課程修了、名古屋大学大学院農学研究科博士課程中退。学術博士(北里大学)。元北里大学医療系大学院準教授、元ハンガリー・センメルワイス大学客員教授。
料金区分受講料
一般 0円