< 講座概要 >
緑内障は近年の診断技術の進歩によって、飛躍的に診断力が高まっています。また治療方法も現在では多岐にわたっており、点眼薬の種類だけで10種類以上あり、手術療法も近年はMIGS(Minimally Invasive Glaucoma Surgery)とよばれる低侵襲の術式が次々に開発され、従来の濾過手術や溜出路再建術だけではなくなり、治療の選択肢が大きく広がってきています。
本講演では緑内障の基本的な診断の方法から、新しい緑内障の診断方法まで解説し、また治療法については、薬物療法、手術療法の両面について、新しい治療法を含めてご紹介し、広がる選択肢について理解を深めていただく予定です。
< 受講生へのメッセージ >
緑内障は日本では40歳以上の人で5%の割合で罹患していることがわかっています。70歳以上になると10%以上が緑内障に罹っていて、全国で465万人の患者さんがいると考えられていますが、医療機関に通院して治療を受けている人は10%前後ではないかといわれています。
緑内障は日本では失明原因として首位の疾患です。眼科の検査を受けて緑内障と診断を受けた場合には、しっかり治療を継続することがとても大切です。
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