< 講座概要 >
和食の献立作りのコツ。 一汁三菜という言葉があります。ごはんと
1つの汁、3つのおかずの献立を言います。日ごろの献立を立てるとき、この
考えかたは大変重宝します。
「三菜」は、「魚や肉などの主菜」と「野菜などの副菜2品と考えるとよく、
3品の中でバランスをとるようにします。1人分の配膳を頭に描くと、分量も
見当がつき、きちんと満足のいく和の食卓が作れます。
「ご飯は左、汁は右」は和食の配膳の決まりです。間に副菜を挟んで、向こうに主菜と副菜を置きます。一汁三菜の配膳は、室町時代に始まった本膳料理を
中心に、懐石料理などが影響し合ってできました。食べやすさ、所作の美しさ
などを考えながら生まれたもので、食卓に生かしたい知恵です。
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