政治と民族

講座番号: 04-12

< 講座概要 >
■授業の目的及び到達目標: 1994年に大虐殺の起こったルワンダを中心に取り上げながら考えていきます。アフリカ訪問180回超のジャーナリスト・大津司郎さんによる「最新アフリカ事情」を月に1回行います。講義と現地の生々しい情報がクロスした日本で「オンリーワン」の授業です。アフリカの紛争について自分なりの考えを得ることが目的です。「卒業認定・学位授与の方針」のなかでうたわれた「専門的知識」を身につけることが到達目標です。 ■授業計画: 第1回:オリエンテーション:授業の内容紹介、この授業の目指すもの、教員自己紹介など。 アフリカの現状について一般的な説明をいたします。 第2回:ルワンダの悲劇について@:何が虐殺を生んだのか?ルワンダ虐殺は、ツチとフツという2つのエスニック間で起きた悲劇だと言われています。もともと共生していた2つの集団が、争うようになったのはなぜなのか。植民地時代をふりかえります。 第3回:最新アフリカ事情@(大津司郎さん) 第4回:ルワンダの悲劇についてA:虐殺と国際社会の対応。国連は何をしたの(あるいはしなかったのか)。 第5回:ルワンダの悲劇についてB:虐殺の背景にあるもの。ルワンダは、実はそれに続くコンゴ民主共和国の地下資源への入り口ではなかったのか? 第6回:最新アフリカ事情A(大津司郎さん) 第7回:人間の安全保障について:なぜ必要なのか?アフリカの破綻国家について。 第8回:日本とアフリカ:日本にとって遠い国………ではない!特に中国のプレゼンスの大きさと、日本のプレゼンス(のなさ)について。 第9回:開発と民主化@:開発途上国の抱えるジレンマ。開発が先か民主化が先か? 第10回:開発と民主化A:「デモクラシーは最悪の制度」か?さまざまな政治制度のメリットデメリットについて考えます。 第11回:最新アフリカ事情B(大津司郎さん) 第12回:ルワンダからコンゴ民主共和国(DRC)へ。なぜ「アフリカ大戦」は起きたのか。 第13回:ポール・カガメとルワンダの未来。大津さんと私を中心に、フリーディスカッションを行います。 備考:※指定教科書の購入が必須となります。
< 受講生へのメッセージ >
人それぞれ人生にはターニングポイントがあります。その時、何を選ぶのか、それとも何もしないか─。その後の人生は大きく変わってきます。大学は、自分の人生を変えるひとつのターニングポイントです。 人は生きて行く中で、知らないうちに固定観念を持ってしまいます。大学は、こうした固定観念を取り除いて、新しい視点を養い、自分の将来の可能性を広げていく場です。
分野政治
期間2024/04/16(火)〜2024/07/16(火)
曜日・時間火曜日 11:15〜13:00
回数13回
講座提供機関拓殖大学
会場拓殖大学
残席状況
お知らせテキスト代:指定教科書代
備考受付終了 大学正規授業
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/04/16(火) 11:15〜13:00
2024/04/23(火) 11:15〜13:00
2024/04/30(火) 11:15〜13:00
2024/05/07(火) 11:15〜13:00
2024/05/14(火) 11:15〜13:00
2024/05/21(火) 11:15〜13:00
2024/05/28(火) 11:15〜13:00
2024/06/04(火) 11:15〜13:00
2024/06/11(火) 11:15〜13:00
2024/06/18(火) 11:15〜13:00
2024/06/25(火) 11:15〜13:00
2024/07/02(火) 11:15〜13:00
2024/07/16(火) 11:15〜13:00

【講師紹介】
野村 明史
海外事情研究所 准教授 2001年3月 東京工業大学大学院 社会理工学研究科 価値システム専攻 博士後期課程 修了(学術博士:Ph.D.) 学術博士 著書(単著) 2006年6月 東アジア長期統計『社会指標』 剄草書房   著書(単著) 2020年3月 『プレステップ政治学』(第3版) 弘文堂 学術論文(単著) 2020年12月 「反政府デモと王室観の変化ータイの学生運動とは何か?」 『改革者』政策研究フォーラム   学術論文(単著) 2021年11月 タイ:半分のデモクラシーはどこに行くのか 『海外事情』2021年11・12月号 ほか
料金区分受講料
一般 11,000円
学生 5,500円