< 講座概要 >
【授業のねらい】
大まかな時代背景と美術の特徴について解説する。概論というと表面的な内容に陥りやすく印象も薄くなりがちなので、何人かの画家について多少詳しく論じる予定である。この授業を受講した学生は、初めての作品を見たときに、どの時代のどの国のものかおおよその見当がつくようになるはずである。
時代背景との関係や様式の特徴を捉えるのは大前提であるが、知らなかった画家や作品に出合うことの喜びを味わい、また自分の研究におけるヒントや美術に対するさらに深い興味を持ってもらえればと思う。
【授業計画】
1 イタリア・ルネサンス
2 イタリア・ルネサンス
3 北方ルネサンス(ヤン・ファン・エイク、ヒエロニムス・ボッシュ、ブリューゲル、デューラー、ホルバイン他)
4 北方ルネサンス(ヤン・ファン・エイク、ヒエロニムス・ボッシュ、ブリューゲル、デューラー、ホルバイン他)
5 イタリア・マニエリスム(ポントルモ、ブロンツィーノ、パルミジアニーノ他)
6 イタリア・バロック(カラヴァッジオ、ベルニーニ他)
7 イタリア・バロック(カラヴァッジオ、ベルニーニ他)
8 スペイン・バロック(エル・グレコ、スルバラン、ムリーリョ、ベラスケス他)
9 17世紀ベルギー・オランダ(ルーベンス、レンブラント、フェルメール他)
10 17世紀ベルギー・オランダ(ルーベンス、レンブラント、フェルメール他)
11 17世紀フランス(ジョルジュ・ドラ・トゥール、クロード・ロラン、ニコラ・プッサン)
12 ロココ美術(ヴァトー、フラゴナール、ブーシェ他)
13 新古典主義(ダヴィッド、グロ、ジロデ、アングル他)
14 新古典主義(ダヴィッド、グロ、ジロデ、アングル他)
15 前期のまとめ
16 フランス・ロマン主義(ジェリコー、ドラクロワ)
17 ドイツ・ロマン主義(フリードリヒ、ルンゲ)
18 イギリス・ロマン主義(ターナー、コンスタブル)
19 バルビゾン派(ルソー、ドービニー、コロー、ミレー他)
20 印象派(モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガ)
21 印象派(モネ、ルノワール、ピサロ、シスレー、ドガ)
22 新印象主義(スーラ、シニャック他)
23 ゴーギャン
24 ゴッホ
25 フォーヴィスム
26 キュビスム
27 キュビスム
28 シュルレアリスム
29 シュルレアリスム
30 後期のまとめ
【履修上の注意事項】
当然のことであるが、授業に出席し、強い好奇心を持って話を聞き、スライドを見、ノートを取ることが大切である。参考文献を挙げてあるので、特に興味を覚えたこと、あるいは聞き逃してしまったことを、授業の後に読んで調べることも積極的に行って欲しい。質問があれば遠慮なくして欲しい。
※2018年度開講科目とほぼ同内容です。あらかじめご了承ください。
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