< 講座概要 >
近年の「教育問題」に関する研究知見を学び、子供・家庭・学校が抱えているさまざまな問題を、常識に捉われずに多面的に考察するスキルを身につけます。現代の学校の中では何が起こっているのか。学校の外では何が起こっているのか。両者はどう関係しているのか。教育の役割や課題、そして今後の在り方について社会学的に検討します。世の中の教育論には、十分な根拠を伴わず、なんとなくの印象で語られているものが多いです。本講座を通して、それらを批判的に検討する力を身につけてほしいと思います。講座はテキストをもとにしたディスカッション形式で進めます。
第1回 教育とは何か - 学校は何のためにあるのか?
第2回 いじめ - いじめはなぜ起こるのか?
第3回 不登校 - 不登校は心の病なのか?
第4回 学級崩壊 - 学級崩壊の原因は教師の質低下?
第5回 少年非行 - 凶悪化する少年犯罪?
第6回 就職 - 若者はなぜ就職できないのか?
第7回 ジェンダー - 男らしさ・女らしさは必要か?
第8回 外国人 - 教室の国際化にどう向き合うか?
第9回 家族 - 現代の家庭の特徴とは?
第10回 学歴 - 高学歴者はなぜ高い収入を得るのか?
< 受講生へのメッセージ >
特定の知識は前提としません。現在教育に携わっている方でも、過去に携わったことがある方でも、今回初めて教育問題について学習するという方でも、講座内容に関心があれば、どなたでも受講できます。テキスト『教育問題の「常識」を問い直す』(須藤康介著、2017年、明星大学出版部)を第1回から使用します。講座初日までに各自で購入し、必ず持参してください。
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