< 講座概要 >
いま、日本の若者で自分に自信があると答える人は6割もいません。内閣官房が今年発表した調査によると日本で一番孤独を感じているのは、20歳〜39歳の若者世代です。一方、60歳以上を対象とした調査では友人が一人もいないという回答が男性で40%、女性で23%にのぼっています。これは世界的にも異常に高い比率です。日本の高齢者は男女ともに社会との繋がりが世界的に非常に弱いのです。
このように現在、私たちの社会はたくさんの不安に取り囲まれています。その不安が、ひきこもりの増加、児童・生徒の不登校や自殺者数の増加、子どもの貧困、子なし社会の到来などとして現れてきています。私たちの社会は、今これまでになく大きな曲がり角にさしかかっていると言ってよいでしょう。この曲がり角の原因をさまざまな事実から明らかにします。それに基づいて、これからの私たちの幸せな世の中をつくるために、私たち市民がなすべき行動の方向を科学的幸福論の知見に基づいて探っていきます。
【オンデマンド配信について】
会場で行った講座を録画したものを後日配信します。詳細については後日、ホームページでお知らせいたします。
< 受講生へのメッセージ >
私は定年後に地域のボランティア、市民活動に興味をもち、八王子市民活動協議会の「お父さんおかえりなさいパーティー」に参加し、「はちおうじ志民塾」も受講したことにより、ボランティアや市民活動の仲間も増え、充実した定年後のサードプレイスを見つけることが出来ました。人と人の関わり、社会関係資本がいかに生きがいや幸福感につながっているのか、自分の体験も紹介しながらお話したいと思います。
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