< 講座概要 >
病院の食事に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?「味が薄い?少ない?」など様々なイメージがあるかと思います。病院給食は様々な制約や基準に則り、量や栄養量を決定しているため、そのように感じる方もいらっしゃるかもしれません。当院には生活習慣病といわれる糖尿病・脂質異常症などの過栄養による病気や、がんや循環器疾患などの消耗による低栄養など様々な患者さんがいらっしゃいます。また、最近の高齢社会では加齢に伴う全身機能低下による栄養不良(サルコペニア・フレイル)も問題視され、高齢者の栄養についての基準が見直されています。私は管理栄養士として、患者さん一人ひとりの体格や病状に適した食事を提供し、栄養食事指導を行っています。本講座では、病院の食事や栄養食事指導業務をご紹介しながら、過栄養・低栄養の予防・治療する食事についてお話させていただきます。さらに、人生100年時代と言われる今、健康寿命を延伸するためのサルコペニア・フレイル対策について考えてみたいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
皆さんはご自身に必要なエネルギー(カロリー)や栄養素ってご存知でしょうか。ヒトの身体は食べ物から取り入れる栄養素で作られており、その適正な量は人それぞれ異なります。本講座を通して、ご自身の食事を振り返る機会となり、これからの健康的な食生活のヒントになれば幸いです。
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