< 講座概要 >
現在心不全の患者さんは増加傾向にあり、今後も増えていくことが予測され、身近な病気といえます。しかし、一概に心不全といっても、心不全になる原因や症状はそれぞれ異なり、同じ経過をたどるわけではありません。心不全は入院加療をして症状が良くなっても、完治するわけではありません。心臓に負担がかかる生活を続けると、心不全を再発してしまいます。そうならないためにも心不全を理解し行動することで、心不全の発症を予防することができます。心不全とはどのような状態を意味するのか、一般的な心不全の経過について、心不全の症状について、自分で症状を観察する方法、心臓に負担をかけない食事や運動について、血圧測定や体重測定の正しい方法などをお伝えします。心不全の症状があっても、年齢や季節のせいにしていたり、生活に支障がないため気にしていなかったり、お仕事で病院に行く時間が取れなかったりと様々ですが、隠れ心不全の可能性があります。
心不全との付き合い方や発症予防のための生活について、皆さんと考えていきたいと思います。
< 受講生へのメッセージ >
高齢化社会により、心不全をもつ方が増加し、たくさんの方が心不全と付き合い生活しています。心不全について知ることで、心不全を回避することができたり、早期発見・早期対処に繋がり、重症化を予防することができます。心不全の症状は全身に変化が起きるため、息切れや足のむくみ、体重増加、からだがだるいなど、「それも心不全の症状なのか!」と思うことがあります。心不全が気になる方、心不全をお持ちの方、心臓病と言われた方、ご家族に心臓病をお持ちの方などの参加をお待ちしております。
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