< 講座概要 >
自分のビジネスで用いる独自の商品名や、サービスの名称の選択に際して、法律上どのような制約があるかを学びます。名称を、具体的に考えてみましょう。その名称を選ぶには、理由や背景はあるでしょうし、文字だけでなく絵柄と組み合わせたり、外国語を併記することもあるかもしれません。しかし、同一の名称を用いると客は同一会社の商品と誤解してしまうので、避けなければなりません。では、どのような名称がよいのか、考えてみませんか。基本的に名称の選択は自由な部分が多いですが、銀行でもない会社の名称に「銀行」と勝手に付けてはいけませんし(客が本当の銀行業と間違えます)、法律は、客の誤解を防ぐためにいくつもの規制をかけています。それらを避けつつ、名称・商品名を考えてゆくプロセスを、講義でたどってみたいと思います。
いずれも初歩的・基本的内容ですが、@商標法の基礎知識、A「地理的表示」(農産物等の産地の地名)等の知識を中心に知識を整理しながら、具体例に則して学びます。
< 受講生へのメッセージ >
会社の名称、主力商品の商品名やサービスの名前をどのように決めるかは、会社の「顔」を決める作業です。店主の好みも大事ですが、客が覚えやすいことが最も重要です。奇抜な名前なら良いというわけでもないでしょう。本講座は、そのような個性を大切にしつつ、どうやって各種の規制を避けてゆくか、規制の側から考えてみる講座です。昨年よりは、地元密着ビジネスを意識したお話をさせていただく、ほんの少し応用編です。
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