ビジネスの「顔」となる名称(商標)を考える講座
〜地域密着型ビジネス展開〜

講座番号: 公開講座

< 講座概要 >
自分のビジネスで用いる独自の商品名や、サービスの名称の選択に際して、法律上どのような制約があるかを学びます。名称を、具体的に考えてみましょう。その名称を選ぶには、理由や背景はあるでしょうし、文字だけでなく絵柄と組み合わせたり、外国語を併記することもあるかもしれません。しかし、同一の名称を用いると客は同一会社の商品と誤解してしまうので、避けなければなりません。では、どのような名称がよいのか、考えてみませんか。基本的に名称の選択は自由な部分が多いですが、銀行でもない会社の名称に「銀行」と勝手に付けてはいけませんし(客が本当の銀行業と間違えます)、法律は、客の誤解を防ぐためにいくつもの規制をかけています。それらを避けつつ、名称・商品名を考えてゆくプロセスを、講義でたどってみたいと思います。 いずれも初歩的・基本的内容ですが、@商標法の基礎知識、A「地理的表示」(農産物等の産地の地名)等の知識を中心に知識を整理しながら、具体例に則して学びます。
< 受講生へのメッセージ >
会社の名称、主力商品の商品名やサービスの名前をどのように決めるかは、会社の「顔」を決める作業です。店主の好みも大事ですが、客が覚えやすいことが最も重要です。奇抜な名前なら良いというわけでもないでしょう。本講座は、そのような個性を大切にしつつ、どうやって各種の規制を避けてゆくか、規制の側から考えてみる講座です。昨年よりは、地元密着ビジネスを意識したお話をさせていただく、ほんの少し応用編です。
分野法律
期間2024/06/15(土)
曜日・時間土曜日 13:30〜15:00
回数1回
講座提供機関中央大学
会場学園都市センター
残席状況
お知らせ
備考場所:第5セミナー室 定員32名(予定)
その他資料      
講座詳細詳細
【講座スケジュール】
日程時間講義内容
2024/06/15(土) 13:30〜15:00

【講師紹介】
佐藤 恵太
法務研究科 教授 東京都出身。現職は中央大学法科大学院教授、桜美林大学芸術文化学群非常勤講師、日本工業所有権法学会理事、日本国際著作権法学会理事(研究担当)、著作権法学会理事。 マックスプランク知的財産法研究所(ミュンヘン)およびジョージワシントン大学留学、アメリカン大学非常勤教授、チューレン大学客員教授、ベトナム国家大学客員教授、弁理士試験委員等歴任。総務省にてプロバイダ責任制限法の当初立法作業に参画。 佐藤恵太ほか編「ドメインネーム紛争」(弘文堂)、佐藤恵太ほか編著「ケースブック知的財産法」第3版(弘文堂)など。
料金区分受講料
一般 0円