【2026年度春学期】
本講座では、ワインという歴史の蓄積をもつ嗜好品を切り口に、「テロワール」という概念を歴史家の視点から読み解きます。テロワールとは、土壌や気候といった自然条件だけでなく、そこに生きた人びとの知恵や技術、社会のあり方が長い時間をかけて織り重なって形成されてきた地域の総体を評価する視点です。本講座では、フランスやイタリアのワインの銘醸地を取り上げ、歴史史料や景観の分析を通して、地域とくらしがどのように味や文化、評価の体系を生み出してきたのかを考察します。さらに、日本・宇治の茶産地にも、ヨーロッパで生まれた概念が適応できるのかも試みてみたいと思います。食と風土をめぐる歴史的理解を深めることで、私たちが日常的に接する嗜好品の背後に広がる地域文化の豊かさを再発見することを目指します。
<開講のねらい>
本講座は、ワインや茶を通してテロワールを歴史的に学び、地域とくらしの関係を捉え直すことで、社会人が日常や仕事に生かせる教養的視座を養うことをねらいとしています。
関連キーワード「歴史学」、「都市史」、「建築史」、「地域文化と景観」、「土地の価値」、「評価と評判」、「フランス」、「イタリア」、「日本」、「ワイン」、「お茶」、「テロワール」、「毎回ディスカッションあり」
ディスカッションの頻度・割合等
ディスカッション 頻度:毎回
ディスカッション 割合:三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無:なくてもよい
予定講師陣
■坂野 正則(上智大学文学部教授) 第1回〜第3回担当予定
■赤松加寿江(國學院大學文学部准教授・京都工芸繊維大学フェロー) 第4回〜第6回担当予定