【講師プロフィール】
金 アラン 上智大学助教
国籍 / 韓国
専門分野 / 日韓対照言語学
メッセージ /
この授業はハングルで読み書きができ、基本的な発音変化や初級の文法・文型の学習を終えた方を対象としています。使える表現を増やしていきながら、日本語を直訳したような言い方ではなく、韓国語らしい韓国語を身につけることを目標とします。発音に関しても、ネイティブの発音を真似するのではなく、ルールをしっかり理解した上で、それに沿って正確かつきれいに発音できるように練習します。
【学習内容】
最も時間をかけて学習するのは、連体形と不規則活用です。過去・現在・未来連体形を用いて、過去の経験や現在の状況、予定・計画について話せるように練習します。また、規則通りに活用しない動詞や形容詞を取り上げて正しい活用の仕方を学習し、慣れるまで繰り返し練習します。さらに、韓国の文化が垣間見える本文や例文を通して、日本と異なる韓国の文化を理解し、より韓国語らしい韓国語を習得できるように練習します。説明は日本語で行います。
【学習方法】
指定テキストに沿って授業を行いますが、必要に応じてプリントも配布します。みなさんの理解度を随時チェックしながら、進度を調整します。「聞く、話す、読む、書く」の四技能を重視しながら、以下の流れで授業を進めていきます。
(1)前回の学習内容の復習
(2)講師による新しい学習内容の説明
(3)新しい学習内容を使った練習(読み書き, 発音変化の確認, 音読, 会話)
(4)その日の学習内容のまとめ
【学習形態】
授業は講師による説明とペアワーク・グループワークを中心に進めていきます。
【受講者に期待する達成レベル】
連体形と不規則活用は、初級〜中級における最も高い壁です。言い換えると、連体形と不規則活用をしっかり理解できれば、皆さんの韓国語力は驚くほどアップします。さらに、様々な表現を身につけることで、会話が楽しくなるでしょう。学ぶ内容をすべて吸収するつもりで授業に臨んでいただければと思っています。