【コーディネーター・講師】
石澤 良昭 上智大学アジア人材養成研究センター所長
専攻分野/東南アジア史
著作/『アンコール・ワットへの道』JTB,『アンコール王たちの物語』NHK出版、『東南アジア多文明世界の発見』講談社、『新・古代カンボジア史研究』風響社、『カンボジア 密林の五大遺跡』連合出版
【講師】
重枝 豊 日本大学教授
三輪 悟 上智大学アジア人材養成研究センター研究員
【ゲストスピーカー】
澤田 正昭 東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター長
益田 兼房 立命館大学歴史都市防災研究所上席研究員
渡辺 勝彦 建築士・工学博士(東京工業大学)
世界遺産の中その規模は小さいが、珠玉の世界遺産について、5回にわたり、その文化的価値と地域固有文化をアピールして参ります。
これら世界遺産は、地域に立脚した個性豊かな民族の伝統と、その国(地域)の固有の文化を、私たちに残してくれております。それは民族アイデンティティの基礎となる遺産を世界に向かって公開し、発言していくものであります。世界遺産は小規模でも、その文化的深度と持続性が存在価値の決め手です。地域住民は世界遺産に対する民族的誇りと自負の気持ちを持ち続け、その国の歴史や文化の研究が深まっていきます。現地の政府は世界遺産の保存・修復とその公開を高度な文化政策目標を掲げていますし、その意味で文化の架け橋となる世界遺産の現代史的な意義は大きいといえます。
※アジア人材養成研究センター所長の石澤良昭教授が2017年度「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞しました
受賞の詳細は本学HPでご確認いただけます。URL:http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/news/2017/9/globalnews_2441/0901news2?kind=0
マグサイサイ賞授与式のライブストリーミングはこちら(ユーチューブでご覧いただけます)
http://festival.rmaf.org.ph/?page_id=631