【2025年度秋学期】
私たち人間は、一人残らず他者とともに生きています。その中で様々なやりとりが行われ、私たちは他者から影響を受けたり、逆に他者に影響を与えたりしています。出社した直後に交わす挨拶、新たに加わったチームメンバーに抱く印象、ライバル他社の社員に対する感情、社内での協働などなど…。いずれも社会心理学という学問において、重要な研究テーマとして扱われてきたトピックです。
本講座では、特に、他者への印象形成、ステレオタイプ・偏見・差別、集団問題解決と集団意思決定、同調と社会的影響、他者に対する信頼という5つのテーマを取り上げ、社会心理学的な知見を解説します。その上で、皆さん自身の日常に当てはめ、考えてみるという作業を行っていただきます。いずれのテーマも、私たちが日常の中で頻繁に経験していることです。
他者に対する思い込みはなくなりませんし、偏見や差別をなくすことも(おそらく)不可能です。集団でディスカッションすることは実は不合理なことがたくさんあります。それでも、そういったことを乗り越えて、より良い社会、より良い人生を求めていくことはできます。そのヒントを提供できるような講座にしたいと思います。
<開講のねらい>
私たちを取り巻く世界は当たり前のように存在していて、その世界は時には良いものであったり、時には悪いものであったりします。しかしその世界を作っているのは、実は私たち自身なのです。この点を皆さんに実感していただくことが本講座の狙いです。私たちが世界における一人の人間として生きる上で極めて重要なことだと思います。
<関連キーワード>
「社会心理学」、「印象形成」、「ステレオタイプ」、「偏見」、「差別」、「社会的アイデンティティ」、「集団意思決定」、「集団問題解決」、「同調」、「服従」、「役割」、「信頼」、「安心」、「毎回ディスカッションあり」、「事前知識なくても受講OK」、「資料配布あり」、「実体験しましょう」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション頻度 :毎回
ディスカッション割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :講座期間中に1度はあり
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■樋口 匡貴(総合人間科学部 心理学科 教授) 全6回担当予定