【2025年度秋学期】
現在、企業活動を継続していくためには「環境」への配慮は不可欠です。しかし、その対応もCSRからCSVへ、さらに持続可能性をコンセプトとしたSDGs、ESG,グローバルコンパクト、TCFDと様々です。こうした中で、企業はどのように変化する「環境」に対応していくのか、環境を巡る企業のパラダイムシフトのあり方とはどのようなものか、真剣に考えていかなければなくなっています。特に、ウクライナやパレスチナ情勢、トランプ政権の復活など、コロナ以降加速度的に変化していく世界情勢、それにともない変化する価値観に企業としてどのように対応していくのか、海外の動向もふまえ、変化する環境に流されることなく、そこにポジティブな意義を見出していかなければなりません。そのためには、変化の潮流を正しくつかむことこそが今まさに企業に求められているといえます。本講義では、企業活動にとって影響の大きな様々な分野、地球環境問題はもちろん金融と環境、生物多様性、プラスチック問題、サーキュラーエコノミー、地域活性化、市民対話について、その分野を代表する専門家による最新の情報を提供していただくとともに、カードゲーム、グラフィック・ファシリテーション、ワークショップなどを通じて、双方向のダイヤログを図りながら企業のパラダイムシフトについて一緒に考えていきたいと思っています。
<開講のねらい>
<関連キーワード>
「SDGs」、「サーキュラーエコノミー」、「気候変動」、「COP30」、「ESG投資」、「脱炭素社会」、「ファシリテーション」、「市民活動」、「地域活性化」、「プラスチック問題」、「リスクコミュニケーション」、「SDGsカードゲーム」、「ネイチャーポジティブ」、「ネイチャーベースソーリューション」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :講座期間中に1度はあり
ロールプレイング :講座期間中に1度はあり
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■織 朱實 (上智大学地球環境学研究科教授) 第1回、第8回担当予定
■末吉 竹二郎 (国連環境計画・金融イニシアチブ(UNEP FI)特別顧問) 第2回担当予定
■井田 徹治(共同通信社記者) 第3回担当予定
■中山 由美(朝日新聞社報道局記者) 第4回担当予定
■松田 英美子(環境省地球環境局 総務課 気候変動適応室 室長補佐) 第5回担当予定
■喜多川 和典(公益財団法人日本生産性本部 コンサルティング部 エコ・マネジメント・センター長) 第6回担当予定
■横山 泰治(一般社団法人サステナブルコミュニティ共創機構代表理事) 第7回担当予定