【2025年度秋学期】
遺伝子組換えとゲノム編集、iPS細胞、ウイルス感染、PCR検査など、日々のニュースや報道の中でも生命科学に関わる内容が数多く取りあげられています。先端研究は驚くべきスピードで進歩しており、そこにはビジネスチャンスも数多く含まれていると考えられます。科学、特に生命科学の研究は一つの研究室の中に閉じられたものではなく、その成果は我々の日常生活に密接に繋がるものであり、またそこに国境はありません。
このことは何を意味するか?私たちがこれからの社会のあり方に対してより正しい判断、意思決定をしていくためには、これらの日進月歩の研究内容を理解し、生命科学が私たちに何をもたらすのか、私たちの未来をどのように変えていくのかを考え、使いこなす力が求められています。
本講座では、先端生命科学研究の内容の基礎を解説するとともに、その技術がもたらす社会の変革に対していかに判断し、意思決定をしていくのかを科学史に残る過去の事例をもとに考えます。
<開講のねらい>
抗原検査などが日常化し遺伝子組換え作物が食卓に上る現代、文系理系を問わず社会のあり方や意思決定に必要な先端生命科学研究の基礎的な理解とその技術がもたらす社会変革を考えることを目指します。
<関連キーワード>
「遺伝子組換え」、「ゲノム編集」、「iPS細胞」、「ウイルス感染」、「PCR検査」、「ELSI」、「事前知識なくても受講OK」、「講義中に受講生の皆さんにご意見を伺います(個人発表ないしはチーム発表)」、「回によってはディスカッションが複数回あります」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :毎回あり
チーム発表 :毎回あり
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■齊藤 玉緒(上智大学理工学部教授) 第1回~第4回担当予定
■大槻 東巳(上智大学理工学部教授) 第5回担当予定
■坂本 啓(コペンハーゲン大学健康・医科学部 教授、ノボノルディクス財団 基礎代謝研究センター 副センター長) 第6回担当予定