【2024年度春学期】
私たちの生活は無数の交渉から成り立っています。より良い交渉ができることは、大きな強みとなりますし、逆に、交渉力がなければ、どれだけ良い知恵・アイディア・リソース等を持っていたとしても、それらを十分に活かすことは難しくなります。
交渉には、取引先との価格や取引条件の交渉、トラブルを解決するための交渉、組織内での交渉、外交交渉、日常生活での交渉、代理人を介した交渉など、多様なものがありますが、どのような交渉に臨む場合であっても理解しておくべき基本、身に着けておくべきスキルがあります。
本講座では、より良いネゴシエーターとなるために理解しておくべき基本的な概念・枠組みやその活用の仕方、交渉を通じて価値を創造し分配するための視点やスキル、より良い交渉に役立つコミュニケーションのためのポイント、交渉に影響を与える人的な要因と対処法、交渉のプロセス、難しい交渉に対処するための手掛かり、多数当事者交渉のポイント等を学びます。
講座は、@理論・枠組み・スキルについての講義、A講義で学んだことを実践するロールプレイ、B参加者間のディスカッション等を組み合わせて講座を進めます。参加者の方々の主体的な参加が求められます。
<開講のねらい>
よりよい交渉を行うためには、経験も必要ですが、研究の成果も踏まえたセオリーを理解し、スキルを身に着けることが有用です。この講座でそれらを得て頂き、日々の交渉に役立てて頂きたいと思います。
<関連キーワード>
「交渉」「紛争解決」「ネゴシエーション」「コミュニケーション」「心理」
<ディスカッションの頻度・割合>
ディスカッション 頻度 :2回に1回程度
ディスカッション 割合 :三分の一(30分)程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :6コマ中に3,4回程度あり
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■森下 哲朗(上智大学教授)全6回担当予定
*参考文献
『交渉の達人』著者:ディーパック・マルホトラ ISBN10:4775941631 書店価格:1,650円