【コーディネーター・講師】
矢入 郁子 (左)
上智大学理工学部情報理工学科准教授
1999年東京大学大学院機械工学専攻博士課程修了(博士(工学)).総務省系国立研究所である情報通信研究機構を経て,2008年より本学でメディア工学,メディア情報論,情報メディアコミュニケーション学などの講義を実施.インターネットの普及にともなう米大統領選挙の変化を講義でも取り上げてきた.
【講師】
松本 方哉 (右)
上智大学非常勤講師
1956年生まれ。上智大学英文科を80年に卒業。同年、フジテレビ入社、報道局配属。報道局の外信デスク、ワシントン特派員、情報デスクや解説委員、キャスター(ニュースJAPAN)として、特に国際安全保障問題、日米関係、医療・介護関係を専門に見続けてきた。FCCJ=日本外国特派員協会会員。日本マス・コミュニケーション学会会員。
米国のトランプ第45代大統領が就任して4月末で100日が経ちました。過去の米政権には全く見られなかったSNSを駆使して自ら社会に直接発信したり、対立の構図を積極的に作り出してカードを切って行く政治手法は”トランプ・ファクター”として、政権の誕生初日から米国内と国際社会を大きく揺さぶり続けてこんにちに至っています。さらに今後は5月末にイタリアでのG7サミット首脳会議で国際デビューを果たす予定で、新たな緊張も高まっています。2016年の秋講座「トランプVSヒラリー」でトランプ政権の誕生を事前の分析で正確に事前予測した当講座は、100日でトランプ政権が国際社会や国内の政治状況をどう変容させ、今後の国際情勢の動きにさらにどんな影響を与えようとしているのかを中心に、SNS利用手法の分析や、確度の高い内部情報を扱いながら、トランプ政権の最新の内幕を様々な角度から徹底分析しつつ、アメリカ政治のメカニズムを学ぶ実践講座です。米国政治の初心者にも分かるように、丁寧にきめの細かい授業を心がけます。