【講師】
宮本久雄
元上智大学神学部神学科教授
1945年生まれ。東京大学で哲学を学んだ後、カナダ、エルサレム、パリなどに遊学。東京大学教授、上智大学神学部を経て、現在は東京純心大学で物語り論を教えている。
専攻/聖書思想、教父、フランス哲学、神学
著作/旅人の脱在論(創文社)2011年
イエスのたとえ話をとりあげ、たとえ話を読みながらどのようにイエスが、引き裂かれた人間の間に絆を結びなおしてゆくかを問い、分かち合いたい。たとえ話として「善きサマリア人」(ルカ10章)、「赦し」(マタイ18章)、「ぶどう園の労働者」(マタイ20章)、「放蕩息子」(ルカ15章)などを取り上げたい。たとえ話の読み方も、構造分析や異化作用に着眼して行う。また、イエスの時代とその背景、法律や地理や文化については解説します。資料も配付します。
【参考書】(必須ではないが、講読により理解が深まるもの)
『聖書の言語を超えて』宮本久雄他著 東京大学出版(ISBN4-13-013020-X)
『そうか!なるほど!!キリスト教』共著 日本キリスト教出版局(ISBN978-4-8184-0951-4)