【2023年度 第2回スペシャルトーク】
世界第3位規模の日本経済は、高齢化と人口減少、気候変動、デジタル・トランスフォーメーションという厳しい課題に直面しています。世界第4位の経済大国であるドイツも、よく似た状況にありますが、しかし、そこには重要な違いもあります。本講演では、移民、地域集中、生産性という3つの重要な違いに触れながら、その背景と意味を探ります。
<講演者>
フランツ・ヴァルデンベルガー (Dr.Franz Waldenberger) 氏 (ドイツ日本研究所 所長)
<ご経歴>
2014年10月より東京のドイツ日本研究所(DIJ)の所長(DIJの任期中は、日本経済学の教授を務めるミュンヘン大学は休職)。
ケルン大学助手(1986-89年)、ドイツ独占禁止委員会研究員(1989-92年)を経て、東京のドイツ日本研究所で日本経済の研究に従事する(1992-1997年)。1997年、ミュンヘン大学日本センター教授に就任。東京大学(2001/2002)、大阪市立大学(2002)、一橋大学(2006)、筑波大学(2008、2009、2010〜2012)に客員教授として招聘。日本経済に関する著書や編集、多数の論文がある。
◆スペシャルトークとは
混迷を続ける社会のグローバル化に焦点を当て、グローバル経済の動向、国際関係の行方、
グローバルリスクなどの喫緊の課題を取り上げ、各分野の専門家や著名人に紐解いていただきます。