【2023年度秋学期】
現在11の国からなる東南アジアの大部分の地域は、1941年から45年までのアジア・太平洋戦争期に日本軍の占領下におかれました。
1945年8月の敗戦からすでに80年近くが経ち、日本と東南アジア諸国はアジアの隣人として、とくに経済面での相互依存、交流を深めています。日本で暮らす東南アジア出身の人たちも増えてきました。これからの日本と東南アジアの関係を展望する上で、いま一度、歴史をさかのぼり、1941年から45年の戦争がどのようなものであったかをふりかえります。
この講座では、まず、アジア・太平洋戦争の全体像を検討し、つづいて各国、地域における占領、戦争に焦点をあてて講義します。さらに戦後の日本との関係についても考えていきます。
<開講のねらい>
日本でも東南アジアでも戦争の記憶は薄れてきています。東南アジアの人々とのつきあいを深める上で、きちんと歴史的な事実を整理して理解しておくことが大事ではないかと思います。
<関連キーワード>
「毎回質疑応答・ディスカッションあり」「事前知識はなくてもOK」「東南アジアを理解する試み」「過去の歴史と関係を学ぶ」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :15〜20分程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
※毎回90分のうち最後の15〜20分を質疑、議論の時間とします。とくに事前知識は必要ありませんが、開講前の9月初旬には参考書などのリストを受講生に送りますので、そのうちのいくつかに目を通しておかれるといいでしょう。
予定講師陣
■寺田 勇文(上智大学名誉教授) 第4回担当予定
■根本 敬(上智大学名誉教授) 第1回、第2回担当予定
■柿崎 一郎(横浜市立大学教授) 第3回担当予定
■久志本 裕子(上智大学准教授) 第5回担当予定
■倉沢 愛子(慶応義塾大学名誉教授) 第6回担当予定