【2023年度春学期】
日本政府の「第6期科学技術・イノベーション基本計画」では、哲学など人文学の知見を基盤として、「直面する脅威に対し、持続可能性と強靭性を備え、国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」を目ざす、とうたわれています。個人も社会も、対症療法的なリスクヘッジにとどまらず、より人間的な目的を実現する視点と規範をもつことが必要とされているのです。
この講座では 「一人ひとりのwell-being」を考えながら、グローバリゼーションに関わるSDGs(持続可能な開発目標)の諸項目について、あらためてその内容を検討したいと思います。
<開講のねらい>
今や国連も各企業も取り組みを求めるSDGsですが、その目標の核心となるのは「平和、平等、公正、幸福」などの哲学的理念です。日本政府もまた人文的思考の重要性を強調しています。本講義ではそれらの理念について、その哲学的な内容と意義をともに考えます。
<関連キーワード>
「Well-being」「SDGs」「Society5.0」「哲学」「倫理」「人文学」「グローバリゼーション」「人権」 「平和」「生命」「幸福」「ケア」「身体」「事前知識不要」「講義と対話」「発言歓迎」
<ディスカッションの頻度・割合等>
ディスカッション 頻度 :毎回
ディスカッション 割合 :20-30分程度
個人発表 :なし
チーム発表 :なし
ロールプレイング :なし
テーマに関する事前知識や部署経験の有無 :なくてもよい
予定講師陣
■大橋 容一郎(上智大学名誉教授) 全6回担当予定